抜け毛の原因1 遺伝とホルモン
遺伝による薄毛・抜け毛
男性型脱毛症の8割程度は遺伝によるものといわれています。これは先述したホルモンへの遺伝による影響が大きいためです。
特に若年性脱毛症(通称、若ハゲ)は、遺伝性が強いと考えられています。
よく「ハゲだから自分もハゲる」と言いますが、実際に遺伝子によって薄毛・脱毛の症状が出る確率は
父親が薄毛の場合は50%
母親が薄毛の場合は75%
といわれています。
ただし、あまり悲観的になる必要もないと思います。日本人の生活環境が変わってきたことで、平均身長が伸びたように、遺伝的な要因だけで決まるものでもないからです。
実際に薄毛・抜け毛はこういった遺伝のような先天的な原因よりも、生活環境やストレスなどの後天的な原因の方が大きいと考える人もいます。
男性ホルモンによる抜け毛・薄毛
男性の場合の脱毛症で最も一般的な原因が男性ホルモンによる脱毛症です。
男性ホルモン(テストステロン)はひげや胸毛など体毛の成長を促進する働きがありますが、頭髪に対して成長を抑制する作用もあります。
「毛深い人は薄毛になりやすい」とよくいうのはこのためです。
この男性ホルモン(テストステロン)は、毛根にある毛母細胞で5αリダクターゼにより5α-DHT(ジヒドロテストステロン)という物質に変わります。
このDHTが毛根細胞の分裂を抑制してしまうため、髪の毛の発毛・成長しにくくなり、薄毛・抜け毛の原因となります。
近年話題となったプロペシア(AGA・男性型脱毛症への処方薬)は、この男性ホルモンによる発毛を阻害する物質を抑制する働きがあります。
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